ラッシュライフが面白かっただけにかなり期待して読んだのだが、なんか期待はずれだった。

時間のずれた2つの物語が平行して書かれ、最後に驚きの種明かしがある、といった展開。

種明かしの部分は、あっと驚く感じで良かったと思うが、いかんせん話がつまらなすぎる。途中で読むのをやめたくなるほどであった。なんか物語に入り込みにくい。

ブータンという国に興味を覚えるくらいである。

これを読むと伊坂幸太郎には当たりはずれがあるのだろうか、と考えてしまう。

でもこの本はたくさんの賞を受賞していたから、ただ相性が悪かっただけなのかもしれない。

断定的な評価はできないが、人に薦めることはないと思う。

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