中田英寿や北島康介のマネジメントで有名なサニーサイドアップ。

「トップスポーツビジネスの最前線」という本でその存在を知って以来興味を持っていたが、最近この本の存在を知り、早速図書館で借りてきて読んでみた。

実はマネジメント業は主たる事業ではなく、PR会社というのがこの会社の実態なのだそうだ。

「PR」と「広告」の違いから、PR業とマネジメント業が互いにどのような関係にあるのかなどを、前園真聖や中田英寿のマネジメントや東ハトの事業再生の実例を出しながら説明している。

イルハン騒動や、中田の東ハト役員就任などの経緯と裏側が分かるのも大変興味深い。

「こういう仕事もあるんだ」というのが最初の感想である。

しかし読み進めていくうちに、いろんなところで飽和状態を迎えている現代社会において企業が勝ち残っていくには自己の「ブランド化」が必要不可欠であり、それを手助けするサニーサイドアップのような会社はより需要が高まっていくんだろうな、ということを強く感じた。

また、個人個人にしても、オンリーワンの価値を創造し、「ブランド化」をすることとそれをPRするすべをもつことが必要とされる時代になっているんだな、と思った。

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